ガンプラのグレード解説:EG・HG・RG・MG・PGの違いと選び方

Gunpla grades guide cover comparing EG, HG, RG, MG and PG sizes

ガンプラの箱には必ずグレードが記載されていて、価格以上に「どんな製作体験になるか」を教えてくれます。各グレードの意味、完成時のサイズ、そして自分に合ったグレードの選び方を解説します。

まとめ
  • 初めての1体ならEGかHG。手早く作れて手頃、見栄えも十分です。
  • 小さくても最高のディテール:RGは1/144にMG級の精密さを詰め込んだシリーズ。ただし細かいパーツには根気が必要です。
  • 王道のプラモデル体験:1/100のMG。フレーム構造でディテールと作りやすさのバランスが最も良いグレードです。
  • 主役級の1体:1/60のPGは数週末かけて楽しむ、圧倒的なギミックの大作です。
  • どのグレードもスナップフィット&色分け済みで、接着剤や塗装は不要です。

グレード早見表

グレードスケール全高の目安*内部フレーム難易度製作時間の目安
EG・エントリーグレード1/144約12.5cmなしとても簡単約1時間
HG・ハイグレード1/144約12.5cmほぼなし簡単1〜3時間
RG・リアルグレード1/144約12.5cmあり中級〜上級4〜8時間
MG・マスターグレード1/100約18cmあり中級6〜15時間
RE/1001/100約18cm一部初級〜中級3〜6時間
FM・フルメカニクス1/100約18cm一部中級4〜8時間
MGSDノンスケール(SD)約11〜12cmあり中級3〜5時間
PG・パーフェクトグレード1/60約30cmあり上級15〜40時間以上

*RX-78-2ガンダムなど全高18mの機体の場合。サザビーやνガンダムなど大型の機体はさらに大きくなります。製作時間は塗装なしの素組みの目安です。

各グレードの詳細

EG・エントリーグレード

初心者向けに設計されたシリーズ。パーツを手でランナーから外せるので工具なしでも組み立てられ、それでいて色分けや可動もしっかりしています。プレゼントや、夜にのんびり作る1体にぴったりです。

HG・ハイグレード

1990年から続くガンプラの中心的存在で、ラインナップは圧倒的。初代ガンダムから最新アニメまでほぼすべての作品をカバーしているので、コレクションを揃えるのに最適です。最近のHGは可動も良く、サイズ以上のディテールがあります。

RG・リアルグレード

2010年に登場したリアルグレードは、MGのリアルさを1/144で再現することを目指したシリーズです。精密な内部フレーム、非常に細かい色分け、多数の小さなパーツが特徴。完成品は見事ですが、組み立ては繊細です。HGやMGを何体か作ってから挑戦する方も多いグレードです。

MG・マスターグレード

1995年に誕生したマスターグレードは、多くのファンが「ガンプラ」と聞いて思い浮かべる存在です。1/100スケールならではの内部フレーム、可動する装甲、リアルなメカディテールを、扱いやすいパーツサイズで楽しめます。Ver.Kaはメカニックデザイナー・カトキハジメ氏のデザインによるバリエーション、MGEXはMGの上位シリーズです。

RE/100とFM

どちらも完全な内部フレームを持たない1/100キットです。RE/100はMG化されにくい機体を中心に、フルメカニクスはガンダムSEEDや鉄血のオルフェンズなどの機体を1/100で展開しています。大きく迫力のある完成品を、比較的短時間で楽しめます。

SD・SDCS・MGSD

デフォルメされた2頭身スタイルのガンプラです。通常のSDやSDクロスシルエットは手軽に楽しめ、MGSDはMGの設計思想と内部フレームをSDのプロポーションに落とし込んだ、驚くほど精密なシリーズです。

PG・パーフェクトグレード

1998年に登場したバンダイのフラッグシップ。1/60スケールで、充実した内部フレームや開閉ギミック、機種によっては発光ユニットにも対応します。PG UNLEASHEDはさらに設計を進化させたシリーズです。製作は長丁場になるので、飾るスペースもあらかじめ確保しておきましょう。

ガンダム以外もバンダイホビーでは30 MINUTES MISSIONS(30MM)や30 MINUTES SISTERS(30MS)などのオリジナルシリーズも展開しています。同じスナップフィット構造で、キット間でパーツを組み替えてカスタマイズできるのが魅力です。

スケールとサイズの関係

スケールは、設定上の機体を何分の1に縮小したかを表します。RX-78-2ガンダムは全高18mなので:

  • 1/144:18m ÷ 144 = 約12.5cm(EG・HG・RG)
  • 1/100:18m ÷ 100 = 18cm(MG・RE/100・FM)
  • 1/60:18m ÷ 60 = 30cm(PG)

同じスケールのキット同士は並べたときに縮尺が揃うため、ディスプレイ用に1つのスケールで揃えるコレクターも多くいます。

パッケージの見方

  • グレードとスケールは箱の上部に大きく「MG 1/100」のように記載されています。
  • キット番号は、そのグレード内での通し番号です。
  • プレミアムバンダイの表記は、バンダイ公式通販で限定販売されたキットを示します。後から入手しにくいことが多いアイテムです。
  • 説明書はほとんどがイラストで構成されているので、文字を読まなくても組み立てられます。

どのグレードを選ぶべき?

初めての1体
好きな機体のEGか最近のHG。一晩で完成し、パーツやランナーの扱いに慣れることができます。
コレクションを揃えたい
ラインナップが豊富で場所を取らないHG。
週末にじっくり作りたい
MG。設計の面白さ、サイズ、価格のバランスが最も満足度の高いグレードです。
小さくても最高のディテール
細かいパーツに慣れてきたらRG。
主役級の1体、経験者へのプレゼント
PGまたはPG UNLEASHED。

あると便利な道具

  1. ニッパー。プラモデル用の切れ味の良いものを使うと、切り口がきれいで白化も抑えられます。
  2. デザインナイフや紙やすり。ゲート跡を整えるのに使います。
  3. スミ入れペン。モールドにインクを流すだけで、ぐっと引き締まった仕上がりになります。
  4. トップコート(任意)。プラスチックのテカリを抑え、シールやデカールを保護します。
日本から購入するなら当店のバンダイホビーはすべて新品です。中古品や開封済みの未組立キットは中古・リユースで、状態ランク付きで別に掲載しています。